「新型肺炎ウイルス」が示す重大懸念事項

中国で猖獗している新型肺炎ウイルスの件、二重の意味で日本にとっての極めて大きな懸念事項と考えます。

一つはこの新型肺炎ウイルス自体の国内侵入です。もう一つは「東京五輪まで半年 万難を排し大会の成功を(産経)」などと鼓吹されてきている日本で、防疫体制、政府認識、非常事態応体制とそれを担保する法制等が極めて粗漏・緩慢なことが明らかであることです。

とくに、後者には伝統的な島国的な危機意識欠如とWHOの挙動や近年の「対中外交」との高い類似性を感じざるを得ず、大きな危惧を持ちます。このウイルス侵入に加えて、”異常”気象、関連の海山河川災害、高確率の大地震、テロ・・・等が連続ないし重畳したらどうなるのでしょう? いずれも今の日本で蓋然性の高い事象ですが、防備・対処対応策は今回見られる様と大同小異でしょう。

そうした蓋然性の高い諸事象・状況が懸念される中で、「国際運動会」に3兆円を費やそうと言う国民・国民性・政府というのは「先進国」とされる英・欧・米ではあり得ず、驚きでしかありません。偶に帰省して現場確認のつもりで見る「皆様のNHK」をはじめとする大衆メディアには朝から晩まで芸能・スポーツ屋が盤踞していて、政治・経済・国際・科学技術・・・森羅万象に「コメント」してご託宣を垂れ流していますから、こうなるのでしょう。市井でも見かける「”中国人化”したような人々と行為」が年を追って増加していると見えることにも恐れ入ります。もう行く先が見えているようです。

心ある若い人々と親族縁者には、「イザの場合は、政府施策や御用学者・評論屋の言うことではなく、あらゆる客観事実・事象・情報を収集し判断して我が身を守るよう」とアドバイスしています。

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中国発表の新型肺炎の発症・死亡者数を日にちを追ってプロットすると以下のようになります(横軸の2~31は1月の日にち)。典型的な指数関数状であり、現在までの死亡率(ある日で見た志望者数/発症者数×100)の平均値は2.4%です。

このデータで着眼すべき点は以下の点と思います。

1.習ナンチャラが介入して武漢閉鎖した後も両曲線に変化がないこと:封鎖措置が採られた時点で「もはや封鎖が効果がない状況に至っていたこと」を強く示しています。人-人感染、無発症者のウイルス拡散等に起因するものと考えられます。またこの肺炎の発症開始は12月よりもかなり前ではないかとの疑いも出てきます。中国当局が把握している発症・死亡者の実態数は発表数を遥かに上回っていて、同国政府が適宜、係数(<1.0)を掛けて公表している可能性もあるでしょう。

2.日本における現状が、「発症者数グラフ」のどの点にあるのか?:上記1の各ポイントと連結しており、今後の日本における「猖獗」レベルを予想させるデータとなっています。「周ナンチャラの封鎖策」がもう無効であったとすれば、日本もすでにその過ちを犯してしまっていることになります。政府が1月31~2月1日で採った対処策はようやく欧米に似てきましたが、1週間以上のタイムラグや疎漏対応のために「もはや遅し」となろる可能性があることを強く示唆しています。

私は政府のお粗末さに強い怒りを覚えています!

(野党とかイシバやらキシダだったら・・ですか? もっと凄まじいことになるでしょう。こうした状況が日本の悲劇です!) 

 

 

 

 

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中国における新型肺炎発症者数

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中国における新型肺炎志望者数 (横軸数字は31日まで1月のそれに一致)