角度付けに狂奔する朝日ご一党: 独・政治学者からどうやって引出したコメントですかw?

 テレ朝・古舘組は、「ワイマール憲法研究の権威[1]であるドイツのドライアー教授に日本の緊急事態条項について、それを見て頂きました[2]」との権威付けの下、安保法案・緊急事態条項について非常事態「この内容はワイマール憲法48条(国家緊急権)を思い起こさせます云々」とのコメントを引き出したそうですね(ponko氏ブログによる:ttp://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/42107898.html)。

 「飽きず懲りず、またやっている!」というのが私の感想です。
例によっての「朝日系」の角度付けコメント抽出と国内向け宣撫ですね。先ず目に付くのは上の下線部[1][2]で、下記理由により、極めて悪質です。

[1]:先ず、同教授は政治学者であり、第一専門は19-20世紀の独米思想史、第二にヴァイマル共和国の憲法秩序・政治理論・国際影響で、米国の政治システム・・・と続きます:ttp://www.powi.uni-jena.de/Institut/Mitarbeiter/Prof_+Dr_+Michael+Dreyer-p-242.html ∴「
ワイマール憲法研究の権威」と権威付けすれば、それを聴く普通の日本人は法学者・憲法学者でとでも思うでしょう。底意のある、非常にずるい言い方であることが分かりますね。

[2]:こうした場合、「報道」として公正性を謳うつもりなら、同教授に見て頂いたと称する「日本の緊急事態条項」の訳文(英ないし独)をちゃんと公開し、彼に何をどのように聞いたのかをきちんと示すべきでしょう。

 ”古館朝日”氏の言い様から見て、その気は全く感じられませんから、朝日のスタッフが朝日流に訳し(種々の意味からぜひ見てみたいです!)、隣国大統領のように「言い付けインタビュー」をやらかしたのでしょう。[1][2]を用いたやり口は、さすがに偏向・扇動・詐術(アントニウスの詐術!)に熟練の朝日系といえる代物で 同教授にも非常に無礼(都合良く使ったということ)です。偏向と扇動を専らとする国々の下僕を日夜演じているだけのことはある、と大いに笑えます。

 でも、国内で普通に視聴する方達の何割かは、彼らの偏向扇動をそのまま受け取ったりするのでしょうね。現に、”再婚”政党他の野党が、安保法廃止法案提出を目指しているとのことですものね。少なからぬ有権者の支持が得られると見込まれるからでしょう。外部環境から見ると、何を今時、太平楽な!と思います。