「想定外の閣内自爆テロ」で松本氏は結果的に日本の救世主となるか?

こりゃ駄目だわ、と思っていたら早々に自爆してしまいました。そのお粗末さと被災地への憂うべき影響には深い怒りを抑えられません。しかし、今回のいわば閣内自爆テロ件が管氏の政治的命脈を短縮化し、政権倒壊を早めるなら、日本にとってせめてものプラスの波及効果となるでしょう。そうなることを強く祈念しています。
 
以下に復興大臣辞任・後継選任についての感想を記しましょう。私は、さすがの松ヤニ総理の管氏も今回の件で命運尽きる方向に否応なく押し流され、予想通り、遅くとも秋口までには「恥辱に満ちた辞任」を迎えると思います(http://blogs.yahoo.co.jp/benrathab1990/19711618.html)。
 
今回の件は、今次震災・津波災害の復興を司る非常に重要なポストで生じたことがポイントです。予想通り、後任選びは難航した模様ですね。平野氏は約24年間の行政官経験があって堅気の実務経験を積んでいる点や知的レベルの面で前任者よりましでしょう(注1)。しかし、この選任について私は「復興を担う重要ポストを疎かにし、震災復興を本気でやる気がない、あるいはやれないことを宣言した」に等しいと見ます。
 
それは、平野氏の参院二期目の経歴や従来実績から見る限り、それこそ「想像を絶するほどの“能ある鷹の爪隠し”」でもない限り、「内閣・省庁・被災自治体を横断する強靱な政治力」が期待できないからです。要するに、物事をそつなくこなせても、創造力をも含む強力な政治力を要するポジションには場違いもので、格段に役不足なことが明白です。「管氏が後ろから行き当たりばったりのパフォーマンス的指示を出し、彼がそれを受けて実務化する」という筋書きでしょうか? 
 
さすがに「心優しい日本人」の大方も、震災・原発事故以来、彼のやり口や民主政権の客観的実体を目の当たりにして辟易としているでしょうから、この手は通用しないでしょう。震災原発事故を自己延命に使い、それが故の無恥無能ぶりを満天下にさらけ出して終わる裸の王様・管総理!
 
 ただしあの手の人物は、辞め際になってもまだ自己中的の政治的延命を図るための「イタチの最後っぺ(注2)」をやる確率が高い(http://blogs.yahoo.co.jp/benrathab1990/19602782.html)ので、我々日本人は十分気をつけている必要があります。
 
(注1)福島原発構内に入った青山氏について「青山を逮捕しろ 」と主張したとのことで、やはり民主党特産の人物かもしれません。
(注2)中国・北鮮・解散などをその手管に使うと見ます。