モノマニアックに見えてパラノイア

週明けに離日して本務の場所に戻ります。1ヶ月弱、打ち合わせ等々の連続で忙しく、始めの2-3日を除いてマスコミ情報(含TV)は殆ど見ていませんでしたが、一段落したこの2-3日新聞・TVニュース類を目にして、「相変わらずだねエ~」の思いでした。

その一つは、政治タレントさんらによる事業仕分けショーです。どのチャンネルでもああいう調子で流しているんだそうで(この国では一つ見れば後は同じなんで、社毎の微細構造の差を調べてはいませんがね・・)、よくまあ2~3番煎じが通じるものだと、殆ど感心してます。あれが通用するなら、これほど容易に目先を逸らされ・宣撫される社会は珍無類となります。いやはや! 

もて囃されている「変に目の据わった」あのおばはん、「何あれ?」と聞けば、年上の畏友が「あれはクラリオンガール上がりの台湾系政治屋」と教えてくれました。「あ~っぞ~!母国じゃ当節そんなんが政治家になるンですか!芝居がかってひで~もんだ!」というのが始めの感想でした。しかし折々目にする姿は、芝居がかりを越えて目が据わり、言うことも「我一人醒めたり」風で、「私の仕分け仕分け~!」の一本押しなので、こりゃてっきりいわゆるモノマニアではないかと思っていた次第です。

ところが、この方、今度は国会でファッション写真を撮って、「国内外に広く”アタイ”の政治活動を知ってもらうため云々(実際は国内版のみのファッション写真だそうで)」と主張して止まないんですってね。その道の友人に言わせると「ああいうのんは、表に出ないコンプレックスの逆バネ、手にした権力至上主義、私は他とは違うとの信念と自己愛、本性的な攻撃性等々・・・がない交ぜになったパラノイアじゃないの」でした(飲んだ後なので職業的判断かどうかは?ですがね)。しかし、表題の語句には大いに頷くところがありました。