外から見える独りよがりのトロさ・甘さにウンザリ

韓国では朴女辞任問題に絡めて今や「”慰安婦問題”に関する日韓合意をチャラにしよう」との動きとか・・・。


でもこの辞任問題が出る前から、韓国側は「合意」事項を履行していなかったことを思い返すべきでしょう。早晩こうなるのは見えていたことです。遡及法・事後法を平然と立法・施行しそれを支持する国・国民性ですからね。

こうして。「日本政府が”慰安婦問題の責任”を認めた」と言うことと「合意文書」だけが後世に残るでしょう(注1)。昨年の今頃書いた記事を思い返してみると、最悪の気分です。


だから言わんこっちゃない・・とね。産経・加藤元ソウル支局長の下記言葉に背くことをやらかした、ということです:「水面下で話し合いを持って、遺憾の意など示して折れてしまえば、将来も問題を蒸し返されて延々と弱みとなりかねないことは、日韓の歴史が証明している。」


対韓国・北鮮・支那それに今次対露(注2)・・・に関する日本の浮世離れした独りよがりのトロさと甘さにはいい加減ウンザリです。ネットやweb放送配信でやたら見聞きする「落としどころ」の語に、その状況が浮き出ています(そんなモノは国際関係であり得ません!)。


政府のみならず、肝心の国民一般が芸能・スポーツ・ギャンブルなどに浮かれていないで、もう少し冷徹・客観的に事実関係を捉え・考え・判断すべきでしょうに。

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追伸
私は「現在の日本で、安倍政権を上回るであろう政権はない」との認識です。その認識の下でも、敢えて以下のように言わざるを得ません: (注1)と(注2)は、もし然るべき西欧諸国ならスキャンダラスであり、下手をすると政権弱体化の引き金を引きかねない内容だ、と。