謹賀新年+「慰安婦問題の日韓合意」に関する外務省公表文への懸念

多忙のため、念頭のご挨拶は表題の前半で完了です。表題の後半について要点メモします。
 
昨年末以来、気になっているのはあの突然の「慰安婦問題に関する日韓合意」です。外務省公表の前半部には以下の文があり、下線部には後々禍となるはずの問題が浮き出ています(注1)。その問題とは、表明文の内容がすでに明らかにされている事実関係(軍の関与下云々)に沿っておらず、曖昧かつ大袈裟で今後何とでも解釈できる語句(多数の女性云々)に基づいて、責任を認めて謝っていること(日本政府は責任を云々および省略した後続文)です。
 

和文)ア

慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している
(英文)(i) The issue of comfort women, with an involvement of the
Japanese military authorities at that time, was a grave affront to the honor and dignity of large numbers of women, and the Government of Japan is
painfully aware of responsibilities from this perspective.
 
これらの非常に明白な問題の故に私は、今回の「日韓合意および政府としての表明文」は当面の利得を目標とした政治的妥協に堕しており(注2)、今後~後世に禍根を残すものと考えています。
 
皆様も、以下の記述がズバリ当て嵌まると思いませんか?
「水面下で話し合いを持って、遺憾の意など示して折れてしまえば、将来も問題を蒸し返されて延々と弱みとなりかねないことは、日韓の歴史が証明している。」
 
これは、お分かりのように、無罪確定した産経新聞社前ソウル支局長・加藤記者の言葉です。


 
(注1)日韓それぞれの公表された表明和文・英文には色々と問題(日本国民にとっての)があります。まず、慰安婦(対価を得て一時的な性的関係を提供)=売春婦=prostituteであり、 comfort womanなどという用語自体がいかがわしいですね。その上で外務省は、同じ”the issue of comfort     woman”の語句について、岸田大臣の和文表明では「慰安婦問題」とし、尹外交部長官の和文表明では「日本慰安婦被害者問題」としているのです。何をどのように、国民には見えない形で顧慮し、妥協しているのか、非常に気になります。ユネスコ世界遺産登録の交渉妥協に際して、外務省が韓国を始めとする外国に対してとを述べた「・・・against their will and forced to work」を、日本国内向けには「強制労働を意味しない」などといって誤魔化そうとしたこととそっくりです。
 
(注2)この「合意」の内容について、すでに日・韓で齟齬を来している、韓国で強い反対闘争や内部争いが起き始めていると伝えられています。例によって例の如くです。後者のような韓国・国内状況の混迷は今後より昂進して行くでしょう。こうした混迷を封殺して収めるためには、国内・外の韓国・朝鮮・元半島人を使って、以前にも増しての反日行動に出るしかないのがあの国の定法です。今回もそうなるでしょう(注3)。日本も偉そうに言えません。早速、日韓議連とかいう「利権売国政治屋」の女性側グループが蠢動し始めたではありませんか!


て韓合意内容をてrk------------
(注3)「合意の内容は欧米以下の国際世界に発信されているので、近代国家としての責任・面子・プライドからしても、それを破るわけにはいかない」などという、言説が日本国内でなされているようですね。韓国(人)は日本(人)ではないこと、「恥」に対するるいいうですねぶん概念や観念が日本および西欧とは異なることをお忘れのようです。彼らとの間の「常識の相異」を幾度忘れ、(結果的に)騙されれば気が済むのでしょうか(日本人の一大欠陥:(注4))。(中
 
(注4)こうしたことを客観的事実を知って少しでも考えようとすることに対して、日本国内の環境は極めて劣悪です。マスコミは客観感的事実と情報を報じず、受け手の国民を「パンとサーカスならぬ芸能・スポーツ・グルメ」へと日夜導いており、当の国民もそれに流されて行く・・という次第。先が見えますね