科学も「芸能調翻訳」しないとと受け付けない「科学技術立国w」

 STAPのこと:現役研究者から見れば、表題の通りであり、それ以上言うことはありませんし、理研調査委の報告はNormalerweiseの範疇内で、問題とするような違和感は感じません。NETで見る限りの情報から判断するに、現時点では、Nature論文の問題とSTAP細胞の有無の問題とは分けて検討するのが合理的であると考えます。

また、悪意云々の当否は知りませんが、WEBで報道されているようなデータの取り違えや学位論文の書き方については、私どもは「絶対にしない」ですし、他の「研究者」がやるとは思っていません。Nature(掲載までの道程はしんどかったです)やIF値の高い論文誌への投稿に際しては、論理構成、データ提示、アブストラクト以下の記述の一言一句まで細心の注意を払います(日欧米共通です)。そのプロセスで伝えられるような過誤があったとすれば、まず100%、無意識な過誤はあり得ず、特定の意図があったと判断されるのが普通です。

以上の「常識」と、我が国の報道スタンスやネットコメントとは、大きく異なっているので今更ながらに驚きます。殆どスポーツ芸能ネタの視点とコメントですねw。新聞では比較的ましな方の産経でもそうですものね。マスコミは「売れる商売」をやっているので、そういう報道をする、ということは、国内同胞の多くが
「目指せ、芸能スポーツ立国」ってことと思いますよね。 NETで見る限りの報道等について、論じる気もしません。馬鹿馬鹿しくて。

追伸
「STAP」仮説のオリジナリティが誰(達)に属するか等々、知りたい事実関係は多々あります。また、「知財(特許)取得が絡むからあのような提示や記者会見提示」といったコメント(森本元防衛大臣)があるそうですが、Nature等の論文誌で「あのようなデータ提示をした」ら、万事疑われて元も子もなくなるのが日を見るより明らかです。そうしたコメントをする方達の「国際度レベル」や「真意」というか、「本当の見識レベル」もぜひ知りたいですね。