再掲:親鳩コメンテーターの論法→親中韓・・・と読み替えてください


「伊藤さんが非常にネガティヴな面を纏めて仰ったけど、逆に民主党になってプラスになった面もあると思う。例えば自殺の数が減ったというのは凄く大きな話だと思う。密約問題など過去の政権 の問題を整理している。記者会見のオープン化とか無駄遣いについてもなるべく情報をオープンにしていこうということはプラスの変化だと思う。報道ではマイナス面ばかりガアーッと報道されるがマイナス面と プラス面の両方を、もう8ヶ月になるので、冷静に考える時期かなと思う。」

 
それこそガアーッと哄笑したくなるのをぐっと押さえて同女史の論法に倣うと、彼女の意に反するであろうことを、事実に即して下例のように述べることができます。
 
「江川さん達が日韓合邦についてネガティヴな面を纏めて仰ったけど、逆に日韓合邦でプラスになった面もあると思う。例えば自国民に苛斂誅求で臨んだ李朝(注1)と違って、社会インフラ・商工業制度・諸法・教育を導入整備して、庶民の教育・社会・生活レベルをあげたというのは凄く大きな話だと思う。国民庶民が到底与り知らない李朝清朝政府の売国密約問題など過去の政権の問題も整理している。旧来の宗族社会では如何ともしがたかった商工業・経済活動・教育とかについてもオープンにして行こうという日本の統治はプラスの変化だったと思う。報道ではマイナス面ばかりガアーッと報道されるがマイナス面とプラス面の両方を、もう戦後65年になるので、冷静に考える時期かなと思う。」
 
以上は同女が恐らく思い込んでいることとは真逆でしょうが、事実無視の茶らっぽこコメントよりも事実に即している分、遙かにマシでしょう。彼女の論法を使うと、ヒットラーやらサダムフセインやら金日成金正日やらの「凄く大きな話」や「プラスの変化」をいくらでも部分的に取り上げて称揚することが可能です(注2)。この手の垂れ流しコメントや書き散らし文を英語翻訳して(注3)外部世界に発信したらどうなるでしょう。嘲笑を浴びればまだ良い方(∵「嘲笑」という反応があるから)で、まず確実に、相手にもされずに無視されるでしょう。鳥越氏や寺島氏(伝えられるところでは、昨年初冬に鳩ブレーンを気取って赴いたワシントンで相手にもされなかったそうで・・)がこの人種の典型といえるでしょう。これにブドウの実のようにくっついてぶら下がるタレント輩は数知れずいることでしょう。外から見ていると、先進国とされる国でこれらの面々が日夜跋扈していることが寧ろ信じられません。「またあんなことを臆面もなく言い散らしているなア」と嗤い飛ばしてやるのが相応です。
 
(注1)  例えば、古田博司東アジア・イデオロギーを超えて新書館2003)、同:新しい神の国ちくま新書2007)、同:日本文明圏の覚醒筑摩書房 2010).
(注2)  こういうのは詭弁(しかも相当に程度が低い!)の類です。詭弁として古典的なものはBC6-5世紀来のアイソーポス寓話、歴史・戦史(ヘ-ロドトス、トゥ-キュ-ディデ-ス)、プラト-ンの対話篇以下に山ほど出てきます。西洋文明圏の連中は、小学生相当の年齢からこれらの話や論法を学んでいるので、江川・鳥越・寺島氏類の低級詭弁には騙されません(低級詭弁を弄した連中の方が嘲笑を浴びることになっています)。
(注3)  なにやら特定方向の雰囲気を漂わせようとしているのですが、S/N(信号 /      雑音=夾雑物)比が著しく低い上に、個々の文も日本語として破格が多く、
きちんとした意味をとりにくい・・・等々を共通の特徴としており(注4)、英語
にするには相当量の非生産的な労力を要する(多分「何じゃいコレ!」と腹
も立ってくる)でしょう。

(注4)以前TVで、江川氏や鳥越氏の話しているところを視聴したことがあります。
S/N比が低い上に、冗長でかつ「だらしのないズルズルしゃべり」なので

こんなのが有名評論家なのかい!」と一瞬呆気にとられ、その後
は存分に笑わせてもらいました。