「御用学者」再掲・・・池波正太郎さん風に言えば”政治学者”商売、ですかね

 民主党政権時代、そのなすことを積極的に評価・支持し、それを新聞等のマスコミに垂れ流していた「識者」の方々が随分とおられました。それが、特定の新聞等に載ると、その「識者」の肩書きも相まって権威付けされ、ある程度の知識・教養があると思われる方々まで騙された(と今では気付いているそうですが後知恵でした)そうです。そのような典型例について、嘗て記したことを再掲いたします。
 例に取り上げた御仁は当時は東大先端研教授、現在は放送大学教授になっておられます。この方は下記再掲文を朝日新聞に載せた後、2011年9月になると、真逆と思われる、次のような見解を口にしておられます(中央公論):
 「安全保障上の危機が発生したときには、今の民主党政権では対応不能。・・・・外国を巻き込んだ案件は、内向き学級会主義では乗り越えられない可能性が高い。」「自民党ならば「危ない」と騒ぎ立てているうちに、誰かが何かやって形をつけるかもしれない。しかし民主党は、みんなが横一線に並んで「あ~」と言っている間に、深刻な事態に陥るような気がする。」
 日本の「ある種の政治学者」の実体を良く現していますね:「漁父辞(屈原)」の聖人不凝滞於物、而能与世推移・・・・を地で行く器用さです。余所の国のことなら腹の皮が捩れに捩れておしまいですが、同人はTBSの時事放談の司会を現在もつとめておられるとのことですので、看過できない、と感じています。 
 
以下再掲文
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http://blogs.yahoo.co.jp/benrathab1990/19333754.html

Online版では出ていないだろう」と、前出の友人がスキャンして送ってくれました。以下は、朝日のオピニオン記事「3.11」に出た御厨貴氏(先端研教授)の発言の第7パラグラフです。
 
  管政権の初動は良かった。かつて自民党は自然災害に直面しても、派閥や政治家個人の利益や思惑が先にたち、もたついた。民主党はいまのところ党が一丸となり、懸命に取り組んでいる。裏の芸当ができないなどと揶揄されたが、こと災害対策に関しては、持ち前のオープンさは安心感につながる
 
So ein Quasch !!!! Was für ein dumme Kommentar ist das ! まさかの論評です。明らかになりつつある実態は、(初動)今や対福島原電対応に混乱を招いた一因とも見なされる無意味な現地視察;(一丸の取り組み)すでに「怒鳴る首相・政治ショー・一夜で決行」と評されるに至っている動機不純を推測させる非系統的で無秩序な取り組み;(持ち前のオープンさ)米・ 独ほかの諸国は「的確な情報公開と対処を行っていない」との評価を下しつつある・・ということで、ことごとく真逆だからです。御厨氏の事前チェック済み記事のはずなので(使用語彙や文章からもそれが伺える)、彼の実際の発言なのでしょう。政治学者として、先々、釈明する必要が出てくるのが必至でしょう。
 
・・と、マジに考えたところで、表題の語が浮かんだ次第です。以下、哄笑。勉強させて貰いました。