待望気分消失への追伸

友人から、「お前がそう述べる根拠を述べるべき」との意見を貰いました。
現在、丹念に記述する時間がありませんので、要点だけメモします。
 
1.前回の安倍政権の崩壊は、「官邸機能せず」に至ったのが主因であって、健康問題だけではなかったはずです。今回の「日銀引き受けを唐突に切り出した」ことを知り、「直っていない」との懸念を持った次第です。
 
2.”政権奪還”に寄与する票を持っているのは、良かれ悪しかれ「一般国民」です。彼ら彼女らへの説明なしに、いきなり「インフレターゲットをトコトンやる」と言って、肝心な投票行動に対してどのような成算があるのでしょう。民主党他は、その点(論点の弱点)を必ず衝いてくるでしょうに。前回、「独りよがりのお友達内閣」と評されたはずですが。こうした弱点の克服が見られないことに愕然とした次第です。
 
3.、前回、教育基本法改正防衛庁の省昇格、国民投票法と言った、安倍内閣ならではの業績を残されました。しかし、「一般国民」はそれを評価せず、参院戦後の内閣改造直後に政権放擲に至りました。前回末期の大臣任命が野田内閣に類似であったことを忘れてはならないでしょう。
 
4.マキアベッリの言を待つまでもなく、首相たる政治家の「弱さ」は「国家に対する罪悪」であると考えます。前回、学会参加の帰り際に熱田神宮に参詣したあと、「ひつまぶし」屋さんに寄ったとき、突然の辞任を知り、「何を馬鹿な!!!!!」と殆ど叫んだ次第です。こうした感覚はなかなか抜けるものではありません。