民主党に特徴的な口舌

前原氏は管総理に「①法的問題がなくとも、②政治的責任を取りたい」と強く述べたそうですね。最近、民主党の中堅・若手連中が苦し紛れに多用するようになってきた構造の台詞です。私は以下のように解釈しています。  
 

彼の台詞の前半①は反事実の曖昧化修辞法とでも言うべき台詞で、当の問題の曖昧化と捨象が目的です。往々にして、今回同様に事実に反することを平然と述べます。この台詞があってこそ後半の②が成り立つ構造です。①に依拠して、②では安心して(注)、今後の立ち位置や大向こう受けを意識した強がり台詞を平然と述べる、という次第です。前原氏に限らず、トロイカ三人衆の後継とされる民主党中堅議員はこの手の構造の言説を頻繁に吐きます。何か共通した資質がそうさ せるのでしょう。彼らの為す言説については、常々、①相当部の真偽を良く見極める必要があると考えています