日中国交「正常化」40年: 貴方が育てた子が今まさに育ての親を殺そうとしている、の例え

日中国交「正常化」以来、40年だそうです。この間の中国への経済・技術支援から留学生教育やら最新装置を使わせてのPD訓練までの「養育援助の積分量」を考えると、ついにこの日を迎えたことよ!と思います。援助・パートナーシップ・商機を志した方達にとっては「Ach! Ein Kind, das du erzogen 中略, droht den Pfleger zu ermorden ああ!貴方が育てた子が、今まさに育ての親を殺そうとしている(BWV244-8意訳)」に思われることと推察いたします。と同時に後続句が頭をよぎります:Denn es ist zur Schlange wordenなぜならその子は蛇となったのだから(複数の特亜が実体なので
Besondere asiatiche Kinder, die du erzogen…drohen den Pfleger zu
 ermorden, denn sie sind zu den Schlangen worden
とでも)。
 
しかし、このようにふと思ったことは神に対して本来不敬なことでしょう。当の事態は「日本人とその政府自体が、種をまき・その苗を育ててもたらされた悪しき果実である」としか言いようがないからです。
 
例を尖閣にとりましょう。当時、物心はついていましたから、以下に強い違和感と疑問を持ったことを覚えています。なぜ尖閣が「次世代の知恵に任されるべき問題になるのか(家にある明治の地図~学校の社会地図まで日本国なのに)、であるのに新聞やTVはなぜトウショウヘイの言葉を、あたかも機知に満ちた微笑まし いこと!のように報じるのか、なぜそれらが政治・社会問題とならずに「何はともあれ祝日中国交正常化」一色なのか・・です。この40年間、現実的な事実関係やそこから引き起こされる事象に疎かったこと、このことが悪しき種であり、それに水・光・養分を存分に与えてしまったという事実に大方の認識が行っていないことに殆ど驚愕しています。