腹の皮が捩れに捩れる朝日のオリンピック社説(7/28)

「五輪の力―曲 折をこえ、輝き放つ」との朝日社説、部数減が伝えられ、オリンピックで「ガンバレレ日本」の大勢に逆らえない状況の下、いかにも朝日らしく“ヒネこびた“お 作文です。当たり障りのない文章を連ねた挙句、いつもの屈折に満ちた本音が吐かれています。爆笑(ひ~っ、たまらんですう~!)。
 
・・・・ ①くらしや経済が国境を越える時代に②なぜ、国ごとの熱狂かとためらいを覚える人もいるだろう。③だが、古めかしい遺恨や領土問題で熱くなるより、よほどよい。④アスリートたちの躍動に喝采を送ろう。
 
 ①は朝日特有の世界認識です:「アサヒの勝手でしょ」ですね。
 
 ②「ためらいを覚える人もいるだろう」は朝日がよく使う手です。如何にも客観的風ですが、とんでもありません。ためらいや嫌悪感を抱いているのは、実は、他ならぬ朝日自身です。
 
 「なぜそう言えるのか」ですって? 「腐るほど目にしてきた論法なのでfrom the contextで すぐ判別できる」のですが、例を出しましょう。覚えていらっしゃるでしょうか、アテネ五輪のサッカーで「ガンバレ・ニッポン」の声が沸き上がった(そうで すね)際に、当時の朝日は「愛国心で熱狂すべきではない」と社説で述べ、日本国民を諫めたのです。①・②と全く同じでしょ(これを笑わずして・・・と大爆 笑)。
 
 ③ここで唐突に「古めかしい遺恨や領土問題」を持ち出すのが朝日特有で、ヒネクレ本音の表出です。この社説は「李明博竹島上陸」が報道される10日前ですよ。「遺恨や領土問題」とは具体的に何を指しているのでしょうか。朝日の大好きな中国・半島・ロシアとの諸問題(尖閣慰安婦竹島北方領土)は、スポーツほど大切ではない、と見栄を切って見せたのでしょうか? 本当に面白いですよね。
 
 ④以上のようなひねくれた当てこすりの果てに、「躍動に喝采を送ろう」と来たら、どう思います? 「取って付けたよう」とはこのことでしょう。ついつい出してしまった本音を紛らわせ、体裁を整えておこうとの「護摩札文」でしょう。下司根性そのものですね。
 
 前回(注)と同様、たかが2-3行の朝日文に対して長々と書いてしまいました。それほど狂っていて、中身が「逆濃い」ということですね。