またもや「しっかり」頻用に対する不安

これまた前記畏友のメールにあった事象に対して抱いた不安です。
 

管氏や枝野氏が会見の都度、例によっての「しっかり」なる修飾語を頻用しているそうですね。野党時代から民主党のご一同が愛用してきた語で、鳩山政権以降は、使用頻度が一層増しています。具体的内容が無いばかりか、寧ろ「実際には彼らができない、やれない、やる気がない」課題に対する一種の「遁辞」用修飾語であることがこの二年で実証されています。政権について以来、その「使用頻度」は間違いなく「客観的状況や内外評価の悪化程度」に比例する傾向にあります。

 
 従って、我々日本国民は、現政府要人が「しっかり」を頻用すればするほど、端なくも「客観状況が深刻化、対処困難化、同事態に対する然るべき内外評価が悪化していることを現している」と見るべきであろうと考えます。 こうした際には、彼らはいかにも「しっかりやってる」風の、実際はまったく無意味な、いや現実にとっては極めて有害な「政治ショー」 に打って出ます。このパターンをこの二年間幾度も目にしてきました。       

 
 こうしたことから、震災対処と福島原電の現状況への政府対応の実体に対して大きな懸念を拭えないでいます。